「2012年」で世紀末のノストラダムス・ブームが再燃

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2010年03月18日

「2012年」で世紀末のノストラダムス・ブームが再燃



「2012年12月21日に、世界は終焉を迎える」という古代マヤ文明の予言に便乗したビジネスが今盛んです。映画や本が多数発表される現状を見ると、’90年代後半の雰囲気を思い出します。NASAのサイトには、「世界が終わる瞬間を経験したくないので自殺を考えている」という十代の若者からの書き込みがあり、「混乱と苦痛を耐え抜く自信がないから、子どもを殺して自分も死のうと思う」と訴える母親までいました。(写真はクリックすれば大きくなります)




「2012年」のジョン・キューザックアメリカにあるウィスコンシン大学の歴史学者ポール・ボイヤー氏は、「一般的に言って、2012年終末説に対する恐怖心は何世紀にもわたって繰り返されてきたものと変わらない」と話しています。「Xデーを10年後あたりに設定するのがこういった予言のパターンだ。すぐにもその日が来そうな切迫した印象を与える。」




「2012年」のアマンダ・ピートボイヤー氏によると、予言に夢中になる人々には共通点があるそうです。それが「歴史的認識の欠如」です。歴史を振り返ってみれば、「世界の終わり」に関する予言がいつの時代にも登場し、常に間違っていたことはすぐに分かります。「にもかかわらず、いつの時代にも終末説がカネを生む市場が存在している。」と彼は指摘しています。




「2012年」のダニー・グローヴァー一方で、「古代マヤ文明の予言に大災害が示されていた」という神話のウソを暴き、古代文化の正しい理解に焦点を当てようと試みている専門家たちもいます。地球最後の日というストーリーは、ニビル(Nibiru)と呼ばれる正体不明の小惑星が地球と衝突して地球は滅亡するという話が主軸になっているのですが、NASAは真っ向から反論します。




「2012年」のウディ・ハレルソン「そういった主張を裏付ける事実は何もない。衝突の話が事実なら、天文学者たちが少なくとも10年前からその惑星を追跡しているだろうし、現在では肉眼で確認できるほどになっているはずだ。しかし、そんな惑星が存在しないのは明らかだ。」と断言しています。さらに、惑星が直列する天体配列になることに関しても、「たとえ直列になったとしても、地球への影響はごくわずか」と保障しています。




世界の終焉ついての議論はそれなりに面白いのですが、「2012年」という映画の方は純粋にエンターテイメントとして一級品です。監督のローランド・エメリッヒといえば「インデペンデンス・デイ」「デイ・アフター・トゥモロー」など、ディザスター・ムービーの第一人者です。ごく平凡なリムジン運転手にジョン・キューザック。彼の別れた妻にアマンダ・ピート。アメリカ大統領にダニー・グローヴァー。世界の終わりを予言して変人扱いされる男にウディ・ハレルソンというキャストも豪華です。大地震・火山の噴火・津波など、最新のCG技術で迫力ある映像を楽しめます。




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では最後に、映画の予告編をどうぞ。





posted by furisukii at 01:30| 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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