日本人の知らない日本語 

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旬日記

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2009年06月16日

日本人の知らない日本語 



日本で暮らす外国人が日本語学校で学ぶ姿を描いたコミックエッセー



『日本人の知らない日本語』が刊行されました。作者は、日本語学校で外国人に日本語を教える海野凪子(なぎこ)さんです。外国人の繰り出す奇問や珍問との格闘が、イラストレーターの蛇蔵(へびぞう)さんの絵でユーモラスに再現されています。




外国人に分かりにくいのは、例えば助数詞です。細くて長いものは「1本」だと教えると、中国人は「ヘビも1本ですね」と言ってきます。正解は「1匹」なんですけどね。中国人はヘビも川も同じように「条」と数えるそうですが、日本人は生物か無生物かで数え方を分けますね。



また、椅子(いす)は「1脚」だと教えると、外国人からは「便器も1脚?」と疑問の声が上がります。正解は「1据(すえ)」です。まぁ、これはめったに使いませんが。




読み方も外国人には難しいようです。「中」は「なか」と読みます。「川」は「かわ」です。しかし、「中川」になると「なかがわ」と読むわけです。日本人にとっては当たり前ですが、外国人にとっては、なぜ「がわ」になるのか分からないそうです。



そこで、「なかかわ」よりも「なかがわ」の方が言いやすいでしょ?と説明すると、「どっちも言いにくいです。」という答えが返ってくる・・・まぁ外国人にとって、日本語の発音は全部難解なのかもしれません。




とにかく、日本人が普段の暮らしの中で見過ごしていることを気づかせてくれる本です。それは外国人の素朴な「?」のお陰です。『日本人の知らない日本語』は、内容が非常に充実していますので、製作側としても大きな力を注いでいることは間違いありません。あまり話題になってはいませんが、作者や出版社側には引き続きがんばってもらいたいと思います。



この本は、テレビでも最近取り上げられるようになってきました。みんな気になっているのでしょう。『日本人の知らない日本語』がこれからますますヒットする前に、予習をしておくことをおすすめします。




この本なら、楽天で探せます。






日本人の知らない日本語

posted by furisukii at 00:00| 文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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