学習塾にて

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旬日記

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2009年06月15日

学習塾にて




以前学習塾で英語と算数を教えていました。


みんなの宿題に赤ペンを入れていたら、女の子が一人ホワイトボードの所に出て来て、絵を描き始めたんです。 それは・・・『女の子が手を上げて「先生たずねていいですか?」と言ってるのに、横で私が「今取り込んでるから後でね。」と答える絵』・・・でした。



今思うと、もっとかまって欲しかったのかなと反省してます。あれから何年たったでしょう。その子も、もう立派な大人になってる頃です。もう甘えてくれないだろうな(当たり前)と思うと、少し寂しいです。


こんな事もありました。教室には、生徒全員の夢や目標を書いた紙を入口のところに貼り出しています。その目標を見て、五年生と二年生が話をしていました。二人はお互いの夢を見て、お互いに相手の夢を「凄い!」と言い合っています。


これは本当にうれしい瞬間です。 個性を尊重し合う感覚はとても大切ですから。達成したい夢があれば、自分を他人と比較しなくなります。比較することが目標になった瞬間に、不幸が始まるような気がします。


上を見たらきりがないし、他人を嫉妬したところで意味がありません。下を見ても同じです。でも、そんな比較は成長を伴わない安心感を、ほんの一瞬与えてくれるんです。これは麻薬に等しいと思います。


安心感を得るために、自分よりもダメな人間と比較を続けるわけです。このスパイラルはから抜け出すには、相当な勇気が必要だと思います。自分の生き様は自分で決めるしかありません。 私の経験ですが、行き方を決めた瞬間に他人の喜びや感動を受け入れやすくなりました。


「みんな幸せ」な関係は、お互いが目標を持って、初めて成立すると思います。社会で生きて行く以上、自分だけが成功し続けるなんてあり得ません。 でも欲の塊である人間が、他人と比較しないで生きていくことは非常に難しいでしょう。


だからこそ、子どもの頃から目標を持つことを習慣にした方が良いと思います。生徒たちに目標や夢を書いてもらうのは、そのためです、。上に書いたような彼らの会話は、ほんの小さな成果です。でも、この輪が少しずつ大きくなって、「みんな幸せ」な社会を作れる大人に育って欲しいと願っています。


少し変わってるかも知れませんが、そんな学習塾を今後も目指していきたいと思います。もし子供たちとのエピソードがあれば聞かせてください。 みんなでほのぼのしませんか?






posted by furisukii at 00:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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